2019年1~2月のオススメのUptempo Hardcore

Greazy Puzzy Fuckerz & MC Jizz - Cummin' On Ur Face

GPF Recordzよりリリース。得られる情報全てが汚くてドン引きです。リスナーを選ぶレベルのキックが過剰に使われているのに曲全体からキャリアを感じられるのが面白いです。GPFは今回書き下ろし数曲に加え昨年4月に発表した1st Albumから11曲を再録させたデラックス盤としてリリースされましたが、相変わらず異彩しか放ってなくて安心しました。他にもN-Vitral - Crispy BassdrumをパロったGreazy FuckdrumのEdit版や、初音ミクロイツマをサンプリングしたSpaghetti Loveの300BPM版など変なトラック盛り沢山となってます。

 

Hatred - Addicts

Unresolved率いるRSLVD Recordsよりリリース。昨年Maximum Force (Hatred Edit)を筆頭にキックが覚醒したHatredですが、今回はついにオリジナル曲で威厳を放ってきました。キックのピッチが高くてテンポが速くてとても良いです。ドロップをキックだけで表現していてスクリーチを一切使ってないストイックな所がカッコいい。Unprovenとのユニット名義"ProvenHate"としてDay of Destructionのアンセムも収録されてます。普通にTerrorかもしれない

 

The Dark Horror ft. R3T3P - Bad Boys

Triple Six Recordsよりリリース。高ピッチ、高テンポ、やたらピッチベンドで遊んでる私オタクとしては見逃せない三大要素が詰まってて神の上です。個人的にGPF, MBK, Orian辺りが高ピッチキック界を制してるイメージがあるのですが、こちらのトラックは休憩キック(低ピッチの比較的歪みのないキック)が頭からケツまで一切排除されたストイックさがあって本当にすごいです(嬉) 他にもOrian, YunKeなどTSRメンバーでお馴染みの方々が合作参加していてレーベルファンにとっては見逃せないリリースではないでしょうか。

 

Insanity feat. MC M-Core - Rock This Place

Offensive Rageよりリリース。つまり、相当激怒している事が分かります。EPには3曲収録されてますがこのトラックは一番遅いです(他が速すぎる)。キック一打一打に重みを感じますし、2:32から鳴ってるスクリーチが個人的にツボです。同時期にBounce Back RecordsからもEPをリリースしててやはりバイタリティに溢れてます。

 

Trespassed - Who We Are

無料。フィルがありえないくらい煩いです。キックが目まぐるしく変わっていてサンプリング元もセーフ(と思う)なのにフリーリリースというのが強く余裕を感じます。活動1年半目でこのクオリティは凄いのでTシャツのグッズを購入したのですがトラブルで届きませんでした

 

Lunakorpz - Level up!

こちらもOffensive Rageよりリリース。つまり、相当激怒している事が分かります。ジャケットからも分かる通りレトロゲームを意識されており、マリオのジャンプ音がサンプリングされてたりレベルが上がる度キックがイカれだすユーモア溢れる展開が笑えます(タイピング時は真顔です)。元々Facebook上ではN2M2STE E.Pと告知してたので同EPに収録されてるN2m2steが本来リードトラックとなっていたかもしれません。

 

The Freaky Bastard - Terror De Papel

My Tempo Is Uptempo Recordsよりリリース。Bella Ciaoがサンプリングされてて怪しい雰囲気になってます。曲名にTerrorとありますが190BPMなのでタイトル詐欺だと思います。ただでさえピッチの高いキックがピッチベンドしまくってて印象しかないです。

 

Streiks & Kratchs x FrenchFaces - Great To Be

Darkside UnleashedよりStreiks & KratchsのEPがリリースされました。序盤と終盤でFrenchFacesの野太いキックが鳴ってますが、3:18でStreiks & Kratchsのピッチの高いキックがスクリーチと同化しちゃっててマジで最高になっちゃってます。ブレイクが長いのがネックですね。

 

Garra - Garraina

eDUBとMBKのユニット名義によるリリース。ひたすら両方の乾いたキックが鳴ってて一切感情を感じられず、Footworxxの異端児と化してます(個人的な感想)。お互いアルバムのリリースを控えてるらしいので気になった方はFacebookを追ってみて下さい。

 

Deadly Guns & MBK - Pure Domination

Masters of Hardcoreよりリリース。Uptempo三文字アーティスト(NSD, MBK, DRSを指す)が大御所からリリースを果たしたのはシュールで面白かったです。Deadly Gunsは誰とコラボしようがDeadly Gunsな曲に仕上がる印象がありましたが今回はウワモノ担当っぽくてMBKらしさが出て良かったです(コメント欄はアップテンポヘイターで溢れてます)。何となくMBKのアルバムに再録される気がして購入してないです…

 

Barber & Sjammienators - The Opera

こちらもMy Tempo Is Uptempo Recordsよりリリース。テトリスのBGMであるコロブチカがサンプリングされてて陽気に仕上がってます。キックのアタックはBarberだと思いますがディケイが古臭い鳴りをしててSjammienatorsっぽいです。同EPに収録されてるBarber - The StreetsはHardtunesでチャート1位を獲得してました。

 

LethalKicks - So Dope

無料。音がデカくてキックが良いので箱で聴きたいです。大きいレーベルから出してくれないかな~と個人的に100回くらい思ってます。毎回LethalKicksの曲紹介してますが好きなので許してください。他にもRehab Uptempo Recordsというアマチュアレーベルが立ち上げられ、コンピに1曲提供してました。

 

R3T3P - Undercover Agents

こちらもTriple Six Recordsよりリリース。同レーベルのOrian, Nstinctと同様に多様なキックが多用されててテクいです。Mainstreamのような重いメロディとは違い軽く聞き流せるフレーズが特徴的です。技術面で魅せてるイメージが強いR3T3Pですが、最近謎の三文字別名義を作ったみたいで勢いに特化したトラックを数曲公開していたので今後の動きに注目してます。

 

The Xperiment - Angel of Death

Monsters of Terrorcoreよりリリース。プレビューが公開されるまで認知してなかったアーティストでしたが音がキチガイ系だったのですぐ買いました。EPの内3曲ともTerrorに近くキックも好みですが、1:45~のドロップで腰が抜けたのでオススメします。

 

Distorted Voices - Leraar Duits

Hell's Recordingsよりリリース。ジャケット素材のアス比が悪いです。音がデカめなのとフィルが乱雑にねじ込まれてるのが良いです。去年の11月辺りからEPの告知をしてたのですが、12月に書き下ろし一曲とLunaticの既存曲が収録された謎のシングルリリースをしてたので、今回の二曲はトラブルで収録出来なかった曲だと個人的に思ってます

 

Agressive Noize - NoseBone

Frenchkickz Recordsよりリリース。フレンチコアではないと思います。Agressive Noize初のEPという事ですが、普段のピッチベンドを乱用した自由な曲調とは違い、比較的音数が少ない仕上がりであったり歪んでないキックを用いていたり、良い意味で落ち着いたリリースだったと思います。Facebook上でOffensive Rageを関連付けし、良いニュースがあるとアナウンスしていたので今後大きな展開があるかもしれません。

 

 

Beatportで爆買いした音源聴いてたら書く暇なくなって3月になりました(汗) 2ヶ月分書いたので良質なリリースだらけだったと思います。合宿免許前に急いで書いてたので誤字脱字100ヶ所くらいあると思います。

 

こちらは3年前にフリーリリースされたトラックですが、予告もなく1月にリンクを復活させていたので驚きました(定期的に聴きに行ってるので気付いた)。単調を具現化したかのようなトラックですがHardcoreの中で1番好きな曲です!